シンガポール航空機が乱気流に巻き込まれて死傷者が出た事故で、けがの詳細が明らかになりました。

 21日、ロンドンからシンガポールへ向かっていた旅客機が激しい乱気流に遭い、タイの空港に緊急着陸しました。

 乗客乗員合わせて229人が搭乗していて、イギリス人の乗客1人が死亡、104人がけがをしたということです。

 搬送先の病院によりますと、22人が脊椎(せきつい)を、6人が脳や頭蓋骨を損傷するなどしました。

 現在20人が集中治療室で治療を受けていますが、命に別状はないということです。

 事故当時、シートベルトを着けていない乗客も多く、天井に頭を打ち付けられるなどしました。