バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、30日に行われるラ・リーガ第30節のラス・パルマス戦に向けた前日会見で改めで今季限りでの退任を明言した。

2021年11月からチャビ監督体制が続いているバルセロナ。しかし、今年1月にはコパ・デル・レイとスーペル・コパでタイトル獲得の可能性を失うなどショックの大きい敗戦が続き、同月下旬、チャビ監督は2023-24シーズン限りでの退任の意向を表明した。

しかし、チャビ監督の続投希望するジョアン・ラポルタ会長は、スペイン『ムンド・デポルティボ』の取材で同監督が心変わりすることを期待しており、今シーズン終了までは後任の監督人事に着手しないことを明言してた。

そんな中、ラス・パルマス戦に向けた前日会見に臨んだチャビ監督は、続投を希望してくれたラポルタ会長に感謝を述べつつも、これを固辞し、表明通り今季限りでの退任を改めで明言した。

「私やスタッフへのサポートの言葉にはとても感謝している。会長やデコとの間には信頼と友情がある。ただ、私はクラブのために何がベストかを考えているし、今回の決断がベストだと考えている」