フランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)の今夏去就を巡る考えは変わらずのようだ。

今季をもってパリ・サンジェルマン(PSG)を離れ、レアル・マドリー移籍が有力視されるムバッペ。今季も公式戦42試合で41得点9アシストの数字が物語るとおり、PSGの絶対的中心だが、ルイス・エンリケ監督からはすでに移籍を匂わす発言がたびたび聞かれ、不穏な空気が漂う。

そのなか、PSGはバルセロナとのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝まで勝ち進み、ホームでの1stレグを2-3で落としたものの、16日に行われた敵地でのリターンレグを4-1で勝利。この2ndレグも先制を許す苦しい入りだったが、2戦合計6-4で3季ぶりのベスト4進出を決めた。

3トップの中央で先発したムバッペも61分のPK弾に89分のダメ押し弾で活躍。スペイン『マルカ』によると、その試合後のミックスゾーンで去就に関する質問も飛んだようで、「この勝利が自身の将来を巡る決断に影響する可能性は?」との問いにこう返したという。

「ノー、ノー、ノー。僕は(PSG入りの)初日からここにいるのを誇りに思っている。このクラブでプレーしたり、母国の首都クラブを代表するのは誇りだし、ここで育った僕にとって、パリジャンとして、こんな夜を過ごせるのは特別なことだ。僕らは新たな一歩を踏み出したわけだけど、冷静でいないとね。僕の夢はPSGでCLを制することだ」



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