フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠(40)が17日、今シーズン限りでの現役引退を発表した。

藤枝東高校出身の長谷部は2002年に浦和レッズでプロデビューし、2006年のJ1リーグや翌年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)など、数々のタイトルに貢献。2008年1月からはヴォルフスブルクに移籍し、ドイツでのキャリアをスタートさせた。

ヴォルフスブルクでは、2008-09シーズンのブンデスリーガでは初優勝メンバーとして名を刻むと、そこからニュルンベルクでのプレーを挟み、2014年夏からフランクフルトに移籍。今シーズンは在籍10年目隣、ここまで公式戦303試合の出場数を誇り、2021-22シーズンのヨーロッパリーグ(EL)を優勝。2022年2月に引退後の指導者転身も含め、5年契約を結び、2023年3月に今夏までの現役続行を表明していた。

今シーズンもここまで公式戦13試合でプレーするなか、17日に引退会見を実施。ブンデスリーガ通算383試合の出場数はアジア人選手の歴代最多で、外国籍選手ではクラウディオ・ピサーロ氏、ロベルト・レヴァンドフスキに次ぐ歴代3位に。現役選手では最もブンデスリーガで長くプレーする選手となっている。

長谷部は引退に際し、コメントを残しており、指導者としての来シーズンからの新たな役割を楽しみにしているとした。

「22年間のプロサッカー選手生活を終えて、現役生活に終止符を打つ時が来ました。この決定については慎重に検討しましたが、今が適切な時期であると考えています」

「僕は長年にわたって自分が経験し、達成できたことを誇りを持って振り返ります。何よりも、アイントラハト・フランクフルトで過ごした時間は、決して忘れることのない数多くの瞬間で彩られています」

「ここは最初から居心地が良く、フランクフルトは僕の第二の故郷になりました」

「僕の決断の発表により、僕もクラブも将来の計画を立てることができました。今後数週間、僕はシーズンの重要なラストスパートに全力を注ぐことになります」

「僕たちは一緒に達成したい大きな目標を心に持っています。夏以降のアイントラハトでの新たな役割を楽しみにしています」




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