元ドイツ代表MFマルコ・ロイス(34)が、今シーズン限りでドルトムントを退団することが決定した。クラブ公式サイトが伝えた。

ドルトムントの下部組織で育ったロイスは、ロート・ヴァイス・アーレンの下部組織へと移籍。そのままファーストチームに昇格した。

2009年7月にはボルシアMGに完全移籍すると、2012年7月に古巣であるドルトムントへと完全移籍で復帰。そこから12シーズンにわたってチームを支えてきた。

アカデミー時代を含めれば21年間プレーしたロイスは、2013年にはチャンピオンズリーグ(CL)決勝を経験。ブンデスリーガで優勝はできなかったが、DFBポカールでは2度優勝。2018年から2023年まではキャプテンを務めるなどし、公式戦通算424試合で168ゴール128アシストを記録している。

今シーズンは出場時間こそ短くなったが、ブンデスリーガで23試合4ゴール5アシスト、チャンピオンズリーグ(CL)でも11試合に出場し2ゴール1アシストを記録。チームは決勝進出にあと1つと迫っている状況だ。

今夏には来日することが決定しており、かつてチームメイトだった元日本代表MF香川真司との再会を願っていたが、この決断によりロイスの来日はなしとなってしまった。

ロイスは今シーズン限りとなっていたクラブとの契約に関して延長しないことで合意したとのこと。今回の決断についてクラブを通じてコメントしている。

「僕のクラブ、ボルシア・ドルトムントでこの特別な時間を過ごせたことに非常に感謝しており、誇りに思っている」

「僕の人生の半分以上をこのクラブで過ごし、もちろん大変なこともあったが、毎日を楽しく過ごしていた」

「シーズンの終わりに別れを告げるのが難しいことは既にわかっている。それでも、今では状況が明確になり、まだ結果がわからない重要な最終戦に完全に集中できることを嬉しく思う」

「僕たちは大きな目標を念頭に置いており、全員でそれを達成したいと考えている。そのためには、僕たちの素晴らしいファン1人1人が必要であり、長年にわたる素晴らしいサポートに心から感謝したいと思っている」

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