従来処分してしまうものに、新たな命を吹き込んで販売し、障害者の雇用も積極的な甲府市の店舗を紹介します。

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渡辺一博さん:
「ここが私たちのSDGs」

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今年3月、甲府市城東にオープンした家具などの販売店「Cycle(サイクル)」です。

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閉店した店や空き家から譲りうけた家具や食器、電化製品などが店内に並びます。

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サイクル 渡辺一博店長:
「家が解体されるときに出る食器、家具、部材などを回収させていただいて、掃除をして再販するお店」

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この店は本来処分してしまうものを再生し、新たな価値を生み出して販売しています。

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渡辺さん:
「すり鉢なんですけど、花とかを植える鉢になったりするのでは?本来の用途じゃないですけど、見かたを変えると、違うものに使えたりそういう面白いものがある」

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8人のスタッフの多くは…

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渡辺さん:
「うちの会社自体が、障害者の就労支援をやっている会社。人によっては、得意不得意な作業があったりするので、その方に応じてやれる作業だったり得意な作業をやってもらってお店を運営しています」

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サイクルでは去年の冬に店を改装した時から、現在の商品の再生に障害がある人が携わっています。

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県内企業の障害者雇用率は2.25%で全国45番目の水準ですが、渡辺さんは障害者の雇用にメリットがあるととらえています。

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渡辺さん:
「色々な事にチャレンジしたりとか、気持ちが前向きになったり、社交的になったり、そうゆう変化が見られて嬉しい」

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サイクルが目指すのは障害者の雇用とモノの再生が生み出す地域全体の好循環です。

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渡辺さん:
「甲府市内も空き家が多かったりするので、再生して街を良くしていって、街づくりと資源の循環をこの店を通じてやっていきたい」