山梨県の甲府市と甲斐市の太陽光発電施設で数百m分の銅線ケーブルが盗まれる被害が確認されました。
被害現場から、施設のフェンスを破って侵入する手荒な手口が明らかになりました。

被害に遭った太陽光発電施設 山梨・甲府市

被害に遭ったのは甲府市上曽根町にある太陽光発電施設です。

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7日、電気が供給されないことから施設の管理者が調べたところ、施設内の4か所で銅線ケーブルが切断されていました。

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施設の関係者:
「こういう感じで繋がっていたところを切られちゃいました。これがあっちに繋がっている3本。あと細い(銅線も)全部切られちゃっている」

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銅線は1か所10mから50m分で、合わせて数百mが盗まれたということです。

この会社が管理する太陽光発電施設は甲斐市内でも被害がありました。

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記者:
「こちらの施設はフェンスの金具が外されていて、フェンスを押すと人ひとりが簡単に通ることができる」

被害に遭った施設 山梨・甲斐市

甲斐市下今井にある施設では4月、施設内の7か所であわせて70m分のケーブルが切断され盗まれたとみられます。

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この会社では今年、県内4か所の施設でケーブルが盗まれる被害があり、被害額は2000万円以上に上るということです。

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今年、県内では10の市の46の施設で銅線ケーブルの盗難が確認され、被害額はおよそ1億4500万円にのぼり、警察は防犯カメラの設置や不審な車両をみかけたら通報するよう呼び掛けています。