妙高市の住宅の敷地内にクマが現れ、鳥小屋の中のニワトリが襲われました。付近には小学校がある地域で、警察と市は住民に注意を呼び掛けて、パトロールを強化しています。

警察によりますと、26日午後6時前、妙高市青田の住民から市役所に「自宅の敷地内にクマが1頭いる」と通報がありました。クマは体長1.5m。山の方向に立ち去りましたが、飼育していたニワトリ3羽のうち2羽が襲われ、生きていたものの羽がむしられたような状態で出血もあったということです。鳥小屋の網の一部が破られていました。
ニワトリは別の場所に移されましたが、クマが再びニワトリを狙って現れる恐れがあります。また、付近には小学校がある地域のため、警察と市は住民に警戒を呼び掛け、登下校などの時間は特にパトロールを強化しています。

また、27日午前4時半前には、五泉市高松の市道で住民が体長1mほどの1頭を目撃し警察に通報しています。住宅街や国道290号に近い場所で、こちらも注意を呼び掛けています。