6月29日、弥彦村の弥彦総合文化会館の工事中に爆発事故があり、警察と消防による現場検証が行われています。爆発は、配管の切断中に起きたと見られていて、警察はガス漏れなどの可能性を含め調べを進めています。

■柿木哲哉記者
「事故から2日が経過しましたが、今も規制線が張られている。爆発があった現場では、警察と消防による現場検証が行われているということです。」

6月29日、弥彦総合文化会館1階のトイレの床下にある水道管やガス配管のまわりで爆発が起きました。事故当時、6人で作業に当たっていましたが、このうち富樫健太郎さん(35)が多発外傷で死亡、また1人が重傷、2人が軽傷を負いました。

弥彦総合文化会館は、6月6日からトイレと空調の改修工事のため休館していました。午後には、弥彦村の本間芳之村長が会見を開き、村にも事故の責任があると話しました。
■弥彦村 本間芳之村長
「今回の事故については、村としてあってはならない事故、残念な気持ちでいっぱい。速やかに事故原因の究明、施工業者によっての再発防止策安全対策を講じられることを最優先としたい。」

消防によりますと、作業員が工具で配管を切断しているときに爆発が起きたとみられています。
■弥彦村 三上晴由美副村長
「(Q.ガスの漏れの可能性は?)ガス管を撤去するにあたれば、それをしのいでやらないといけないので、その辺をいま警察が業者から調査している。」

村は、3週間に一度、業者と会議を開き工事状況などを確認しましたが、安全対策は業者に一任していました。
■弥彦村 本間芳之村長
「現場の工事の再開についても、安全対策をしっかりはかられたうえでやらなければならない。」