市販のV8自然吸気エンジンとしては最高クラスの646馬力を発生する5.5リッターV8エンジン「LT6」搭載のアメリカン・スーパーカー「コルベットZ06」の予約が1か月限定で再開します。欲しい人は注目です。

人気のアメリカン・スーパーカーの予約が1か月限定で再開

  ゼネラルモーターズ・ジャパンは2024年8月24日、ハイパフォーマンス・スポーツカー「シボレー コルベット」の高性能モデル「シボレー コルベットZ06(ズィー・オー・シックス)」の予約注文受付を、同年4月1日から4月30日の1か月間限定で再開すると発表しました。

 現行型シボレー・コルベットは、2019年7月に世界初公開されたアメリカンスポーツカーで、8世代目ということもあり「C8」と呼ばれています。

 従来のFR(フロントエンジン/リアドライブ)という駆動方式を捨て、歴代モデルで初となるミッドシップレイアウトを採用したC8コルベットは、その優れたパフォーマンスと最上級の操作性、快適性で、世界的に高い評価を得ています。

 今回予約受注が再開されたコルベットZ06は、C8コルベットをベースとするレーシングカー「コルベットC8.R」をベースに、サーキット走行を前提としたパフォーマンスカーとして設計・開発された高性能モデルです。

 これまで2023年納車分を2023年9月、2024年納車分を同年10月で締め切っていましたが、熱い要望に応え、予約注文の受付再開の運びとなっています。ただし販売台数が希少なため、期間限定での受付となっています。

 魅力的なドライビングエクスペリエンスを提供するための最重要課題として、エンジンレスポンスと走行性能を徹底的にブラッシュアップしています。

 エンジンは、市販車に搭載される自然吸気V型8気筒エンジンとしては最高の出力を誇る、新開発の5.5リッターV型8気筒DOHCエンジン“LT6”を搭載。軽量なフラットプレーンクランクシャフトの採用で高回転域まで回るようになった同エンジンは、日本仕様でも最高出力646馬力という並み外れたパワーを実現しています。

 ちなみにLT6は、コルベットC8.Rに搭載される“LT6R”をベースとするエンジン。耐久ロードレースの厳しい世界において性能と耐久性に磨きをかけ、8600rpmからのレッドゾーン、フルレーシングスタイルのドライサンプオイルシステム、入念にチューニングされた吸排気システム、独特のエンジンサウンドなど、サーキット走行に特化した性能のあらゆる面を補完するよう設計されています。

 ボディサイズは全長4685mm×全幅2025mm×全高1225mm、ホイールベースは2725mm。 スタンダードなコルベットよりも全幅が95mm拡大されたC8コルベットZ06は、フロント275/30ZR20、リア345/25R21という大径のワイドタイヤを標準装備。あり余るパワーを路面へと伝えます。

  フロントとリアには、スタンダードモデルとは異なる専用デザインが与えられています。フロントマスクは、冷却性能を最大限に高めるべく工夫された機能的なデザインとなる一方、リアにはサーキットドライブ時の走行安定性とコーナリング性能を向上させるべく、調整可能な小型フィンを設けたリアスポイラーを標準装備しています。

 そのほかC8コルベットZ06は、“マグネティック・ライド・コントロール4.0”を始めとする専用チューニングサスペンションや、6ポッド仕様の大容量フロントブレーキ、最終減速比の変更で加速性能を高めた8速のデュアルクラッチ式ATなどを標準装備。サーキットでの激しい走りにも対応する仕立てとなっています。
 
 コルベットZ06の消費税込みの車両価格は2500万円で、予約はひとり1台限りとなります。

 購入希望者は、シボレー正規ディーラーに来店のうえ申し込みをおこないます。すべて右ハンドルの日本仕様で、ボディカラーは3色(ブラック、トーチレッド、アークティックホワイト)から選択可能です。

 納車は2024年内に予定されています。