長野県富士見町、八ヶ岳の美しい自然に囲まれた小六(ころく)という集落に、環境建築家・彦根アンドレア氏の監修のもと、宿泊施設「古民家宿コクロ」が4月26日にオープンします。古いものと新しいものが調和したこの場所は、古民家の温かみと現代建築の快適さを融合させ、それを通じて創り上げる体験を提供します。

農村地帯に佇む古民家での生活

 長野県富士見町、八ヶ岳の麓に環境建築家・彦根アンドレア氏の監修のもと改装した、宿泊施設「古民家宿コロク」が2024年4月26日にオープンします。

 八ヶ岳連峰と南アルプスの豊かな自然に囲まれた場所でありながら、都心からクルマで約2時間、中央道・小淵沢インターチェンジからも10分程度の近距離で、都心からのアクセスもバッチリです。

 約築100年の伝統ある古民家を、アンドレア氏が改装のデザインをし、生まれ変わった古民家宿コロク。寒冷地でもあるこの場所で、冬もあたたかく快適に過ごせるよう、断熱改修も行いました。

 伝統的な日本の古民家と現代的快適さ、デザインを調和させる空間を生み出しています。

 近年、古民家をリノベーションする移住者が増えていますが、特に冬の寒さがきつく、住み続けることを断念することが多くあるそう。

 そのため、古民家宿コロクでは古い建物でも快適に暮らせることを、宿泊を通じて体験できるようにデザインしています。

 また、サステナブルな観点から、お湯を作るエネルギーをできるだけ減らすことにし、代わりにサウナで身体を温められるよう、貸切サウナも併設しました。

 さらに、宿前の庭に生えた野菜や果物は自分達で使うことが可能です。すぐ側に土を触れる場がある宿泊生活を通じて、「町の一員になる」という可能性を想像できるかもしれません。

 「心地よい暮らしの体験」をカタチにし、「再生」の象徴となる“古民家”、それがこの古民家宿コロクです。