世界の時計の祭典である「ウォッチズアンドワンダーズ2024」が、スイスのジュネーブで開催されました。「ロレックス」や「パネライ」など人気ブランドがひしめく中、グランドセイコーの新作が注目を集め、SNS上で話題になっています。

●審美性と実用性を追求した、新作「Evolution 9 Collection」

 世界最大の時計のイベントである「ウォッチズアンドワンダーズ」が、2024年4月9日から15日までの7日間、スイスのジュネーブで開催されました。

 今年も「ロレックス」をはじめ「IWC」や「パネライ」など全54ブランドが新作モデルを発表しました。

 セイコーからも新開発のキャリバーを搭載した、グランドセイコー「Evolution 9 Collection 手巻メカニカルハイビート36000 80 Hours モデル」が注目を集めています。

 今回のグランドセイコーの新商品の発売はSNS上でも話題になっていて、さまざまなコメントが寄せられています。

 SNS上では「”白樺”にはホント、心惹かれます」「スリムに見せる工夫が凝らされているから、引き続き選択肢に入る」など、スタイリッシュな造形を評価する声が見受けられました。

 そんなコメントが寄せられるEvolution 9 Collectionの新作ですが、 今回はレギュラーモデル(SLGW003)と限定モデル(SLGW002)の2モデルを用意。

 限定モデルではレギュラーモデルのブリリアントハードチタン製ケースから18Kピンクゴールドケースに変更することで華やかさを強調しています。

 また今回のモデルから文字盤のデザインにも変更が施されました。

 文字盤のデザインは従来通り白樺の樹皮を表現した定番デザインですが、これまでの縦に伸びる白樺林から横のラインに変更されることで、不規則に連なる樹皮の美しさをより再現しています。

 こだわりはケース裏面にも表現されており、シースルーバックから見える「こはぜ」はグランドセイコースタジオ雫石の敷地内でも散見される鳥の「セキレイ」から着想を得てデザインされました。

 また、機能面についてもさまざまなコメントが寄せられていて「試着してみたら思ってたより大きさや厚みも感じなかった」や「9SA系ってケースサイズ40mm以下にすることができるんだ。やればできるじゃん」などスタイリッシュなフォルムに高評価の声が寄せられていました。

 ケース材質はステンレススチールの2倍の硬さを誇る「ブリリアントハードチタン」を採用することで傷がつきにくいのが特徴です。

 さらにケース表面を熟練の研磨師が「ザラツ研磨」を用いて磨き上げることで、審美性を高めました。

 そして、搭載される手巻きムーブメントは「キャリバー9SA4」を搭載し、毎秒10振動の高振動数や80時間ものパワーリザーブを誇ります。

 また、外径31mm、厚さは4.15mmという小型薄型の形状を実現したキャリバー9SA4を搭載することで、ケースの厚さを9.95mmという薄さを実現することで、快適な装着性を実現しました。

 ほかにもSNSでは、Evolution 9 Collectionコレクションに対して「高いけどその分の価値を感じる」や 「グランドセイコーのこの路線は渋い!」「今後しばらくは手巻きが一つのトレンドになりそう」など新しいEvolution 9 Collectionコレクションを歓迎するコメントが寄せられていました。

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 販売方法はいずれも8月9日より開始され、グランドセイコーブティックおよびグランドセイコーサロンにて購入可能となります。

 価格はレギュラーモデル(SLGW003)が145万2000円、限定モデル(SLGW002)が605万円で、限定モデルは世界限定80本(うち国内50本)となっています。