歳の近い子どもたちを育てるママさんは、学校や園の参観日などで複数のクラスをかけ持ちしないといけないので、大変ですよね。同じ保育園に2人の子どもを通わせるAさんは、下の子のクラスの参観に遅れてしまったそう。お子さんはママさんの顔を見ると泣き出してしまったようで……。

2人の子どもの参観日。下の子のクラスへ行くのが遅れてしまい……

(※写真はイメージです)

下の娘が上の子が通う保育園に入園して、初めての2人同時の参観日での出来事です。

ちょうどその当時は私も新しい仕事に就いたばかりで、主人も激務が続いており、気持ち的にも余裕がない状態でした。

その日の参観は上の子と下の子の時間がかぶっており、上の子にとっては保育園最後の参観日だったので、上の子のクラスに優先的に行くことにしました。

キリが良い頃で先生に合図をして下の子の園舎までダッシュで行くと、下の娘はちょうど一生懸命何かを作っている真っ最中。集中して取り組んでいたところ、ママの顔を見て気が緩んだのか、いきなり泣き出してしまって……。

「こんな小さな子の参観日にも来てあげられないなんて」

(※写真はイメージです)

「すぐに来れなくてごめんね」と声をかけるも、下の子がなかなか泣きやまずオロオロしていた私。

すると隣にいたほかの園児の祖母らしき方から「かわいそうに。こんな小さな子どもの参観日にも来てあげられないなんて。ずっと待ってたのよねぇ?」と心ない言葉を言われ、胸が張り裂けそうになりました。

確かに、上の子を優先して下の子の参観に遅れてしまった私が悪いのですが、なんだかとても悲しくなって、下の子にもすごく罪悪感を覚えてしまいました。

すると、そのやりとりを聞いていた見知らぬママさんが……。

優しくフォローしてくれたママさんに心から感謝

(※写真はイメージです)

「お子さん、とってもよく頑張ってましたよ。ママが来て良かったね。各家庭でそれぞれ事情がありますもんね」と、心無い言葉を浴びせたご婦人にも聞こえるように、優しくフォローの言葉をかけてくれたのです。

やんわりと批判されたご婦人は決まりが悪そうな顔をして、その後そそくさと園児を連れて違う場所に行ってしまいました。

そのママさんは「あんなこと言う人の言葉なんて、気にしない方がいいですよ。お子さんはママが頑張ってるの知ってますから、自信持ってくださいね」とまで言って下さり、涙が出そうになるほど嬉しかったです。

あの時は、温かい励ましを本当にありがとうございました。

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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。

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