故イ・ソンギュンさんの遺作である映画「幸せの国」(監督:チュ・チャンミン)がついに8月の公開を確定した。

千万映画「王になった男」のチュ・チャンミン監督と、チョ・ジョンソク、ユ・ジェミョン、故イ・ソンギュンさんの共演で話題を集めた映画「幸せの国」が8月の公開を確定してポスターを公開した。

「幸せの国」は、1979年大統領暗殺事件の裁判でたった1度の宣告で生死が決まるパク・テジュを生かすために奮闘する弁護士チョン・イヌ(チョ・ジョンソク扮)の話を描いた映画。故イ・ソンギュンさんはパク・テジュを演じた。公開されたポスターには、書類を持ち上げて弁護に全力を尽くすチョン・イヌと、なすすべもなく裁判を受けるパク・テジュの姿が収められている。また「1979年、大統領暗殺事件裁判、必ず生かさなければならない人がいる」というコピーが、「幸せな国」が韓国現代史を揺るがした10.26大統領暗殺事件の中で誰も知らない別の話を扱っていることを思わせ気がかりにさせる。

法廷には正義ではなく勝敗だけがあると信じる弁護士チョン・イヌを演じるチョ・ジョンソクは、2004年ミュージカル「くるみ割り人形」でデビューした後、「春のめざめ」「ヘドウィグ」などさまざまな作品で大きな愛を受け、映画「観相師ーかんそうしー」「EXIT イグジット」、ドラマ「嫉妬の化身〜恋の嵐は接近中〜」「賢い医師生活」シリーズ、「魅惑の人」など、分野とジャンルを行き来して活躍中だ。

また、さまざまな作品で完ぺきにキャラクターを表現する演技力を見せてくれた故イ・ソンギュンさんが、韓国現代史を揺るがした事件に巻き込まれた剛直な軍人パク・テジュに扮(ふん)した。

ここにドラマ「秘密の森〜深い闇の向こうに〜」「梨泰院クラス」「剣の詩」や映画「キングメーカー 大統領を作った男」で代替不可能な熱演を見せたユ・ジェミョンがもう1人の核心人物チョン・サンドゥに扮して作品の期待感を加える。

特に韓国の歴史に欠かせない王“光海”を扱ったフィクション史劇映画「王になった男」で千万観客を達成したチュ・チャンミン監督の新作であり、彼が披露するまた別のウェルメイドストーリーに関心が集まっている。

緊張感あふれるポスターを公開した「幸せの国」は、2024年8月に公開だ。

故イ・スンギョンさんは「幸せの国」の他にもCJ ENM配給映画「脱出:PROJECT SILENCE」を遺した。「幸せの国」が先に8月の公開を確定した中、「脱出」も年内に公開されるか注目されている。