2年ぶりに汽笛の音が響きます。

SLやまぐち号、いよいよ復活です。

=yab記者=「いよいよあすに迫ったSLやまぐち号の運転再開。

こちらでは最後の準備が着々と進められています」

新山口駅では蒸気機関車のボイラーへの「火入れ」が行われました。

SLの心臓部である釜に石炭を入れていきます。

新山口駅から津和野駅まで走行に必要な蒸気を作り出すのに

700キロ以上の石炭を必要とします。

蒸気の圧力が上がるのに4時間ほどかかります。

さらに、3日の出発まで圧力を保つ必要があるため

一晩中、火の見守りをするということです。

=JR西日本下関総合車両所新山口支所・太田浩介支所長=

「2年間お待ちいただいたということになりますので、

SL整備に携わる者として支所の社員一丸となってしっかりと元気な姿で

走らせられるようにしっかりと努力していきたい」

車内では、外国人観光客などに快適に過ごしてもらおうとWi−Fiが導入されました。

また蒸気機関車の仕組みや歴史を紹介する展示スペースや

運転体験ができるゲームなどもあり幅広い世代で楽しめるようになっています。

新山口駅では3日午前10時から出発式が行われます。