山形大花火大会協議会(会長・佐藤孝弘山形市長)は9日、山形市総合福祉センターで総会を開き、今年の大花火大会(8月14日)の事業計画を承認した。打ち上げ場所は4年続けて同市の霞城公園で、市民らに間近で花火を楽しんでもらおうと、新たに園内の最上義光像周辺に観覧席を設ける。

 午後7時に開始し、約1万発を5部構成で打ち上げる。観覧席はこれまでの県民ふれあい広場、やまぎん県民ホール前イベント広場に加えて、義光像周辺の計3カ所からなり約5千〜5500席。旧県民会館跡地でのパブリックビューイングを検討している。

 山形が家族のように一丸となって地域コミュニティーを盛り上げるとの願いを込めたテーマ「Family」に基づき、中心市街地の各商店街と連携する。外灯に花火大会をPRするフラッグを設置したり、各店に子どもたちによる塗り絵を掲示したりする。

 協議会は市と山形商工会議所、山形青年会議所などでつくる。総会では佐藤会長が「外灯へのフラッグ設置などで事前の盛り上げを図り、地域活性化につなげたい」とあいさつした。