通称「マルエフ」のアサヒ生ビールを味わうイベント「出張マルエフ横丁」が28日、山形市のやまぎん県民ホール芝生広場で始まった。初日から多くの人が訪れ、まろやかなうまみや芳醇(ほうじゅん)なコクとのど越しを楽しんだ。30日まで。

 同じマルエフでも注ぎ方の違いによる飲み比べを楽しめて、黒生と混ぜたものなど計5種類を、カップ1杯500円で提供する。会場はちょうちんが飾られ、横丁の雰囲気を演出した。

 スタッフはCMでおなじみのフレーズ「おつかれ生です」と声をかけ、来場者は仲間や家族と卓を囲み、サービスで付く枝豆や鶏の炭火焼きをさかなに杯を傾けた。ビール党という真室川町の佐藤衣利子さん(43)は「雰囲気が良く、おいしく飲める」と話していた。

 マルエフは2021年9月、28年ぶりに家庭用販売を再開すると、注文が殺到し販売を一時停止した人気商品。イベントはアサヒビール(東京)が移動式の「マルエフカー」を全国展開して開催し、本県は東北では初開催となった。時間は29日が午前11時〜午後8時半、30日が午前11時〜午後6時半。最終購入は終了の30分前。