山形新幹線「米沢トンネル」(仮称)整備の早期実現へ、県議有志は1日、超党派議員連盟を発足させた。第1会派の自民党、第2会派の県政クラブ、公明党の計19人で構成。県や関係機関、福島県議有志と連携し、山形、福島両県境部の新トンネル整備へ国やJRなどへの要望活動などに取り組み、機運醸成を図る。

 県は将来の費用負担に備える基金を創設し、本年度は5億円を積み立てる。こうした動きに合わせ、自民党県連幹事長の森谷仙一郎県議や県政ク代表の木村忠三県議の他、米沢市区選出の県議ら有志が中心となり、議連発足の準備を進めてきた。

 県議事堂で1日、発足式を行い、木村県議が世話人を代表し、「趣旨に賛同する他の県議にも参加してもらい、プロジェクトを前進させたい」とあいさつした。森谷県議を会長に、木村県議を会長代理に選出。県の鈴木達也総合交通政策課長らも出席した。

 森谷県議は「トンネル開通の先に本県の発展がある。一体となって要望していく」と述べた。国への働きかけでは経済関係団体などとも連携を図るほか、研修会を開き、機運醸成のイベント開催なども提案する。