徳島県警徳島中央署の捜査車両が、徳島市内の県道で追突事故を起こしていたことがわかった。事故後、捜査車両は停車せずに別方向に向かったため、追突された軽乗用車に乗っていた50歳代女性が110番して発覚した。

 中央署などによると、捜査車両は25日午前8時30分頃、徳島市応神町の吉野川北岸の県道で、渋滞で停車していた女性の軽乗用車に追突した。女性にけがはなかったが、車の後部に傷がついていたという。

 女性が確認したナンバーから中央署の捜査車両と判明。乗っていた署員2人は、衝突音や振動がなかったため、当たったと思わなかったといい、この日のうちに女性に謝罪した。

 中央署は、この事故を物損事故として公表していなかった。潮陽二朗副署長は「ブレーキを踏んだ時点で車を降り、女性に確認すべきだった。再発防止のため、指導と教養を徹底する」としている。