【ソウル聯合ニュース】韓国で1日、新型コロナウイルスの危機警戒レベルが最も低い「関心」に引き下げられた。これに伴い、一部の医療機関で維持されていたマスク着用義務は解除された。

 新型コロナに関する政府の中央事故収拾本部は先月19日に危機警戒レベルの引き下げを発表していた。感染症に対する危機警戒レベルは4段階に分かれる。新型コロナの場合、昨年6月に最も高いレベル「深刻」からその下の「警戒」に切り替わり、さらに11カ月を経て最も低い「関心」へ2段階引き下げられた。

 警戒レベルの引き下げに伴い、防疫措置のほとんどが終了する。病院級の医療機関と重症化リスクの高い患者が入所する施設に残っていたマスク着用義務は、着用「勧告」に変更された。

 感染者の隔離勧告基準は従来「検体採取日から5日」だったが、「主な症状の好転後24時間」に緩和される。症状の改善後、1日ほど休めば普段の生活に戻ることができる。

 今後、新型コロナの検査費は基本的に支援されない。一部の患者に限り、迅速抗原検査費の援助がある。経口治療薬(飲み薬)も自己負担が発生する。

 ワクチン接種は2023〜24シーズンまで全国民に対する無料接種を維持する。以降は65歳以上の高齢者や免疫力が低下した人など、高リスク群だけを無料接種対象とする。