◇ソウルの大型病院 教授が過労を理由に休診

 「ビッグ5」と呼ばれるソウルの五つの大型病院のうち、ソウル峨山病院とソウル聖母病院の教授の一部は3日、過労による疲労蓄積などを理由に外来診療を休みとし、手術も行わない。休診する教授らはこの日午前、病院前で医学部定員の増員中止を求めてデモを行った後、医療混乱の解決策をテーマにセミナーを開く。両病院の関係者は、休診による患者への影響は大きくないと予想した上で「状況を見守る」と述べた。

◇与党の臨時執行部トップ きょう就任記者会見

 与党「国民の力」の臨時執行部として党を率いる非常対策委員会の委員長に任命された黄祐呂(ファン・ウヨ)元社会副首相兼教育部長官は3日午前、ソウル・汝矣島の党本部で就任あいさつを兼ねた記者会見を行う。黄氏は尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表など党執行部を含む関係者を前に非常対策委員会の構成、運営方向などを明らかにする予定だ。黄氏は6月末から7月初めに予定されている党大会までの約2カ月間非常対策委員会を率い、新執行部の選出に向けた選挙規則の決定などの実務を担う。

◇最大野党 きょう院内代表選出へ

 最大野党「共に民主党」は3日午前、国会議員当選者総会を開き、国会運営を取り仕切る院内代表を選出する。党の主流である「李在明(イ・ジェミョン)代表派」の朴贊大(パク・チャンデ)議員以外に立候補の届け出がなく、政見発表後に行われる賛否投票で過半数の賛成票を得れば朴氏が院内代表に確定する。

◇兵務庁長が兵役中のBTSを評価 「芸術・体育分野の特例廃止」可能性に言及

 兵務庁の李基植(イ・ギシク)庁長が、五輪やアジア大会、国際コンクールなどで優秀な成績を収め国威発揚に寄与した人が通常の兵役の代わりに芸術・体育要員として代替服務ができる制度の廃止の可能性に言及した。政府は国防部、兵務庁、文化体育観光部など関係官庁が参加するタスクフォース(TF)を今月中に設置し、年内に兵的特例制度改善策をまとめ、発表する予定だ。李氏は人気グループ、BTS(防弾少年団)のメンバー全員が兵役に就いたことについて、兵役の義務履行の公正性という側面で「非常に肯定的なシグナルを発した」と評価した。