【ソウル、果川聯合ニュース】韓国の法務部は8日、仮釈放の可否を決める仮釈放審査委員会を開き、銀行の残高証明書を偽造したなどとして私文書偽造などの罪で懲役1年の判決を受けて服役中の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の義母、チェ・ウンスン氏の仮釈放について「適格」の判断を下したと発表した。

 最終的な仮釈放の可否は朴性載(パク・ソンジェ)法務部長官が決定する。長官が許可すればチェ氏ら適格の判断を受けた受刑者は14日午前に出所する見通しだ。

 法務部は「外部委員が過半数を占める仮釈放審査委員会が年齢、刑期、矯正成績、健康状態、再犯の危険性などを総合的に考慮し、全会一致で適格と決定した」と説明した。

 チェ氏は2013年、ソウル近郊の京畿道城南市内の土地購入を巡り、4回にわたって銀行に計349億ウォン(約40億円)の預金があるかのように残高証明書を偽造した罪に問われ、懲役1年を言い渡された。昨年7月21日からソウル東部拘置所で服役している。