3、4月度「大樹生命月間MVP賞」が10日に発表され、パ・リーグ野手部門は、ソフトバンク・柳田悠岐外野手が21年9月度以来、9回目の受賞を果たした。

 4月末まで全試合で3番打者としてスタメン出場し、打率(3割2分3厘)、安打(30)、四球(23)、出塁率(4割6分2厘)はリーグトップ。15得点もチームメートの周東(19)に次ぐリーグ2位タイで、22打点も同・山川(29)に次ぐリーグ2位と、チームを首位に導くにあたって完璧な役割を果たした。4月29日の西武戦(みずほペイペイ)では、2点ビハインドの9回2死一、二塁から逆転サヨナラ3ランを放つ印象的な活躍も見せた。

 以下は主な一問一答。

【代表取材】

 ―3年ぶり受賞。

 「うれしいです」

 ―9回目。

 「頑張ってきてるなと思います」

 ―打率、出塁率などリーグトップ。

 「個人的には、けがなく来られているのでいいかなと思いますし、チームがいい状態で勝ちを積み重ねているので、そこは一番うれしいです」

 ―四球が多かった。

 「数字自体はたまたまだと思いますけど、チームには貢献できたかなと思います」

 ―3番としての役割。

 「前にいる(周東)佑京も(今宮)健太もチャンスで回してくれましたし、自分が塁に出たときは後ろのバッターがかえしてくれました。すごくいい打線になってるなと思うので、これからも継続していければなと思います」

【囲み取材】

 ―昨季の同時期よりも数字が全ていい。

 「たまたまでしょ。本当に」

 ―特に打点が増えた。

 「前のランナーがたくさんチャンスをつくってくれたので、そのおかげです」

 ―サヨナラ3ランは「軽打」と表現した。意識しているのか。

 「ずっとやっています」

 ―今年に限らず。

 「そうですね」

 ―フルスイングするイメージがある。

 「年々ピッチャーの球速も速くなっている。それにアジャストできるようにやっています。どの球種も全部すごくなっている。甘い球は全部、打つというかね。今はそういう気持ちですね」

 ―守備でも貢献。

 「毎日、井出(外野守備走塁兼作戦)コーチがノックを打ってくれているので、そのおかげでしっかりとした動きができていると思います」

 ―11日はキャンプ地の宮崎でオリックス戦。

 「勝ちを見せられるように。それだけじゃないですか」