「東京チカラめし」の新業態「東京チカラめし食堂」が7日、東京・九段にオープン。都心の店舗が久しぶりに復活し、ファンから熱い視線が注がれている。

SANKO MARKETING FOODSが運営する東京チカラめしは、2011年に1号店がオープンし「焼き牛丼」で大ブームを巻き起こしたファストフード業態。かつては首都圏を中心に130店以上を展開していたが、22年8月に都内最後の店舗が閉店。関東で唯一残っていた千葉県鎌ケ谷市の新鎌ヶ谷店も、23年11月4日に定期借家契約満了のため閉店し、国内で営業しているのは大阪日本橋店の1店舗のみという状態が続いていた。

東京法務局などが入る九段第二合同庁舎(東京都千代田区)の地下1階に開店した同店は、看板メニュー「元祖!焼き牛丼」に加えて、庁舎内で働く人々のニーズに応え、オリジナルの日替わり定食メニューやそば・うどんなどの麺メニューなども提供する新しい業態。食堂の営業時間(午前11時〜午後2時)内は、同庁舎に来館した人なら誰でも利用できる。今後は会食弁当や会議コーヒーの提供、宴会コースメニューなども予定しているという。

メニューは、焼き牛丼(並・大680円)、日替わりカジュアル定食(650円)、週替わりカレー(800円)など。席数は300で、土日祝と閉庁日は休みとなる。

正式発表に先立って、23年8月3日の投稿を最後に更新が止まっていた「東京チカラめし」の公式Xが4月30日更新され、「新店」「東京チカラめし食堂」といったハッシュタグと焼き牛丼をアップで写したビジュアルを添えて「近日・・・」と短くポスト。久しぶりの更新はフォロワーたちを驚かせ、「よっしゃ生き返るんかいワレィィ!!」「待ち望んでいたものが…!?」「約束を果たしてくれるらしいYATTAー」などと新店オープンを期待する声が集まっていた。6日、新設されたインスタグラムのアカウントとともにオープンが正式に告知され、「復活、本当におめでとうございますっ」「おかえり!」「いつかまた食べれるって信じてたよ」「うれしいねぇ」「お、これは行かないと」「九段下か!」「東京に行く際は立ち寄りたいと思います」といった祝福と歓迎の声が改めて寄せられていた。