「シールドマシン」と呼ばれる巨大な機械でトンネルが堀り進められている、鹿児島市の東西道路の現場見学会が行われました。

鹿児島東西道路は、鹿児島インターから甲南高校近くまでの全長3.4キロを結ぶ道路で、このうちの2.3キロが地下を中心に掘られるトンネルです。

現場見学会には下鶴市長ら8人が参加し、トンネル工事の現場を確認しました。

工事にはシールドマシンという機械が使われています。

シールドマシンは巨大な円盤を回転させて地下を掘り進めながら、コンクリートの壁を貼り付ける特殊な機械で、九州の工事では初めて導入されました。

現場の担当者は参加者に工事が順調に進んでいることなどを説明していました。

鹿児島国道事務所・龍博文副所長
「順調にいけば令和7年(2025年)5月ごろの貫通は可能。掘削状況にもよるので変わる可能性もある」

鹿児島市・下鶴隆央市長
「いよいよトンネル本体の工事が始まったことを実感した。九州初のシールドマシン工法でわくわくするし、インフォメーションセンターもあるので多くの人に見に来てほしい」

シールドマシンによるトンネル貫通は、順調にいけば2025年5月となる見通しですが、東西道路の運用開始時期はいまだに見通しが立っていません。