岩手県北上市は市立大学の設置を検討し2024年度から基本構想の策定に着手すると発表しました。

市立大学の設置について北上市は5月14日の市議会全員協議会で、2024年度から基本構想の策定に着手する方針を示しました。

大学の設置をめぐり市は2023年度、県内の高校生向けにアンケートを行うなど基本調査を実施しました。

その結果、市外への若者の流出や企業の人材不足の解消など地域のさまざまな課題解決に効果があると判断したということです。

市によりますと工学を学べる1学部1学科の4年制大学を市街地に設置し、1学年80人から120人ほどの学生を確保することで採算が採れると見込んでいます。

早ければ2030年度の開学を想定していて、市では「大学は将来の北上市を考える上で有効、丁寧に検討を進めたい」としています。