有機フッ素化合物「PFAS」をめぐり、東京都が昨年度まで行っていた調査で、都内21の自治体で、国の暫定の目標値を上回る数値が検出されていたことが分かりました。

東京都は、健康被害が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS」が地下水にどの程度含まれているかを調べるため、2021年度から昨年度まで調査してきました。

東京都は調査結果を公表し、都内21の自治体で、国が設ける暫定の目標値を上回っていたことを明かしました。

前回までの調査で目標値を上回っていた、立川市や国分寺市などの17の自治体のほか、新たに足立区・台東区・八王子市・小平市において、目標値を上回っています。

都の担当者は今回の結果について、「分布がばらけていて、排出源が特定できない」と説明しています。

今回、新たな自治体で目標値を超えたことを受け、東京都は今年度も新たに調査を進めるとしていて、来年6月までにまとめる方針です。