まだ4月半ばですが、都心で27℃に迫る暑さとなりました。4月15日は朝から全国的に気温が上がり、練馬で27.3℃、都心でも26.8℃と、各地で季節外れの夏日となりました。

記者:「半袖を着る人や、上着を脱いで手に持っている人の姿が多く見受けられます」

4月15日の都内は朝から強い日差しが照り付け、気温が上昇。都心では午前中には25℃を超え、今年2度目の夏日に。最高気温は26.8℃で平年より約7度も高く、6月下旬並みの気温となりました。4月15日の都内の最高気温は練馬が27.3℃、青梅が26.6℃と各地で夏日を記録し、都内を訪れている外国人も「異例の暑さ」への対応に苦慮していました。

中国からの旅行客:「夏ほど暑くないですが、汗かくくらい暑いです。暖かい服を持ってきたが、ロッカーに預けるしかない。気温が上がることは予想していましたが、今日ほどの暑さになるとは思っていませんでした」

4月16日以降は、季節外れの暑さは収まる見込みで、急激な気温の変化による体調管理に注意が必要です。

まだ暑さに体がなれていない時期のため、気温が高くなる日は熱中症に気をつけてください。

対策としては「こまめな水分をとること」「直射日光を避けること」などが大切ですが、今の時期にしておきたいのが「暑さになれること」です。「暑熱順化」といいますが、体が暑さになれることで、暑さに強くなります。

具体的には、ウォーキングやストレッチ、入浴など、日常生活の中で無理のない範囲で汗かくことです。すると体温調節がしやすく、熱中症になりにくい体を作ることができます。本格的に暑くなる前からできる対策をして、熱中症に対する防災意識を高めておきましょう。