<阪神5−4ヤクルト>◇27日◇甲子園

阪神が逆転勝ちし、単独首位をキープした。貯金5で、3試合を残して4月の勝ち越しを決めた。

土曜日デーゲームの「ゴールデンウイークこどもまつり」で甲子園に集まった子どもたちに勝利を届けた。

ハイライトは1−2の5回だった。近本光司外野手(29)が右越えに3号の逆転2ランを放った。なおも2死二塁と攻め、大山悠輔内野手(29)が左前に運んで4−2とした。

滑り出しは最悪だった。先発の大竹耕太郎投手(28)が初回先頭の初球に本塁打を浴びた。チーム16試合ぶりの被本塁打で、前日に更新した球団記録が途切れた。2回は不用意な三盗から犠飛を許した。

ただ大竹は3回以降、別人のように立ち直った。6回まで1人も走者を許さず、逆転を呼び込んだ。7回に3連打で1死満塁とされた場面で降板。代わった桐敷拓馬投手(24)は押し出し四球で1点返されたが、リードを保った。

7回、森下翔太外野手(23)の左前打で再び2点差とし、ダブルストッパーへの必勝継投から1点を返されるも逃げ切った。