[17日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のビトール・ガスパール財政局長は17日、中国は不動産危機を一刻も早く解決する必要があると述べた。

ガスパール氏は、中国の国内総生産(GDP)に対する債務比率は毎年約2%ポイント上昇しているが、中国当局には財政赤字と債務を抑制するための十分な政策余地とさまざまな手段が残されていると指摘した。

IMFは同日公表した「財政モニター」報告書で、中国の不動産セクターの低迷継続は「成長の大きな足かせ」となっており、金融市場や消費者心理の重しとなり、地方政府の財政を圧迫していると述べた。