リーグ直近9試合3G2A

ブラジル代表とスペイン代表の親善試合。引き分けに終わったこの試合で1番の注目を浴びたのは、ヴィニシウス・ジュニオールでも、ロドリゴでもない、スペイン代表の16歳だ。

バルセロナで活躍するラミン・ヤマルは16歳という年齢を忘れさせるプレイで観客を興奮させた。

ヤマルの活躍が世に知れ渡ったのは、1月のコパ・デル・レイ準々決勝だろう。それまでのヤマルはバルセロナで十分なプレイ時間を確保するのに苦戦していた。

『transfermarkt』によると、準々決勝までのリーグ戦9試合のプレイ時間は355分。少々伸び悩んでいたが、ヤマルはビルバオとのコパ・デル・レイ準々決勝に先発出場。チームの敗北にも関わらず、彼のプレイは賞賛の嵐となった。その後のリーグ戦からスタメンに定着し、9試合で614分プレイ、3ゴール2アシストの活躍を見せた。

さらに今回EUROに向けた国際親善試合にもスペイン代表として選出されたヤマルは、ブラジル戦で2アシストを披露。EUROメンバーの座を確実にしたと言って良いだろう。

今季序盤はトップチームで結果を出すことに苦戦していたヤマル。しかしここ3カ月間は本来の彼の実力を発揮し、さらに成長し続けている。シーズン終盤に向けて、ヤマルの活躍からは目が離せない。