フランス1部モナコの日本代表MF南野拓実(29)が4日、ホーム・クレルモン戦で今季9ゴール目を決めた。

 0―0の前半16分、ペナルティーエリア手前中央にこぼれきた球を拾うと、右足で落ち着いてゴール右隅へと決めてみせた。さらに後半42分にはチームの4点目をアシスト。終了間際までプレーして4―1の勝利に大きく貢献した。

 クラブ公式ホームページによると、アドルフ・ヒュッター監督は南野について「今シーズン、人々は彼の実力を発見したのかもしれないが、私は彼の才能には驚かない。彼のことをよく知っているからね」。ザルツブルク時代を知るだけに、今季の活躍は不思議ではないわけだ。

 モナコ1年目の昨季は、散々な成績(1ゴール3アシスト)だったが、今季は見事な巻き返し。リーグ2位のチームは来季の欧州チャンピオンズリーグ出場を確実にしている。来季は欧州の舞台でも輝きを放ってほしいところだ。