現役のJリーガーを含む5人が作ったビル内ツリーハウスとアウトドアカフェ「林縁(りあん)」は、森の中でキャンプをしているような空間。静岡・三島市の繁華街、本町の交差点近くに大人も子供もワクワクする新スポットが4月30日オープンです!

清水エスパルスユースチーム出身者で静岡へ恩返し

人が集まって、つながって、街が盛り上がる。そんな場所を静岡で作りたいと集まったのは、少年時代にサッカー・清水エスパルスのユースチームで共にボールを追いかけた5人!

今はそれぞれの人生を歩んでいますが、長沢駿さんは大分トリニータで、犬飼智也さんは柏レイソルで活躍する現役Jリーガーです。

林縁の企画プロジェクトメンバー(画像提供:林縁)

三島で介護施設を運営する渥美直人さんのもとに集まった5人は自分たちを育ててくれた静岡に恩返しをしたいと考え、人が集まって街が盛り上がるプロジェクトを立ち上げました。

5人の共通点はアウトドア派! キャンプ場も考えましたが、街中にこだわった結果、「ビル内ツリーハウス」にたどり着きました。

エレベーターを出てすぐにカフェの入り口が

4階で止まったエレベーターの扉が開くと、木の香り広がっていました。靴を脱いで店舗内に入ります。

壁一面に敷き詰められた切り株のオブジェ。

山崎竜男さんが手掛けたオブジェ

これは、プロジェクトメンバーに林業を営む山崎竜男さんがいたので実現しました。

室内でも木のぬくもりを存分に感じ、森の中にいるように癒されます。

まるで秘密基地 楽しいカフェスペース

ハシゴのかかった漆喰ハウスがかわいい

進んで行くとキャンプ場をイメージしたカフェスペースが出現。

漆喰ハウスのハシゴを上ると、まるで秘密基地のような空間があります。かわいいハシゴも手作りです。

ハシゴを登るとかわいい個室スペース

漆喰に囲まれた小さな個室にはかわいい座布団とお手製の小さな木製テーブルが置かれています。気心の知れた友人と過ごすのにピッタリ。ゴロリと横になることもできます。

丸い小窓からはカフェを見渡せます。

2階建ての漆喰ハウス

漆喰ハウスには1階スペースもあり、イスが並んでいます。

カフェの料理や飲み物を持ち込んでもOK。動物の形のイスにテンション上がります。

小さなテーブルと動物イスがかわいい漆喰ハウス1階

まるで小さなテントの中にいるような空間は、仲良しの友人と気兼ねなく過ごせそうです。

とにかくカフェの中には居場所がたくさんあり、「満席で座れません」なんてことがないお店です。

カウンター席はオーナーとおしゃべりで盛り上がる特等席

カウンターには4席、料理を作るオーナーの渥美さんとサッカー談義をしたい方にはおすすめです!

ピクニックテーブルにはイスがたくさん

ホールに置かれたピクニックテーブルにはかわいいイスが並んでいます。

イスも良し、床に座るも良し。

とにかくカフェ全体が、自由にくつろげる心地よい居場所と言う雰囲気です。

切り株のオブジェ前はスタンドバー

スタンドバーも2カ所あります。

ちょっとした打ち合わせ、飲み会の時間調整、友人との待ち合わせ、仕事帰りにちょっと一杯だけと、用途はたくさん。三島の繁華街、本町の交差点近くでアクセスも抜群です。

ブランコ席は3つ

木製のブランコは大人も子供もワクワクするアイテム。飲み物片手にゆらゆらと、リラックスしながらおしゃべりが弾みそうです。

3枚並ぶ大きな鏡は、以前この店舗が床屋だった名残だそうです。

渥美直人さんと芦澤香菜さん

オーナーの渥美直人さんとスタッフの芦澤香菜さん。基本、2人で切り盛りしています。

芦澤さんはオーナーが経営する介護施設でも働いている看護師さんです。

メニューのテーマはキャンプ飯

調理は渥美さんが担当

オーナーの渥美さんは介護施設を経営しています。施設の利用者が自宅であまり食が進まないと聞き、食事のサポートもしたいと考えるようになったそうです。

そこで、新たに始めるプロジェクト「林縁」では食にも力を入れ、介護施設の食事サポートと連携させたいという思いがありました。

メニューは肉料理以外オール500円

メニューは毎日変わります。ボードに書いてないメニューもあるそうです。

「今日は何がありますか?」と尋ねてみてください。

この日の肉料理はステーキ(1500円)

ステーキ(1500円)はキャンプ場で食べるようなシンプルな味付けなので、肉のうま味が引き立ちます。

柔らかくてジューシーなステーキです。

具だくさんなポテトサラダ(500円)

自家製ポテトサラダ(500円)は具だくさんでブラックペッパーがアクセント。お酒にピッタリな大人味です。

枝豆ペペロン(500円)

この日、メニューには書いてありませんでしたが「枝豆ペペロン(500円)」がありました。

とれ立ての新鮮な枝豆が提供できるのは、プロジェクトメンバーの一人、滝戸諒さんが枝豆農園を営んでいるからです。

豆から挽いてくれるコーヒーも(500円)

コーヒーはエチオピア産とブラジル産を選べます。豆から挽いてくれる本格的なコーヒー(500円)は絶品です。

キャンプ飯に合うお酒をオーナーがチョイス

キャンプと言えばウイスキーやスコッチ。と言う事でお酒はこちらのラインナップです。

お酒もその他の飲み物も全て500円です。「お会計が楽ですから!」と商売っ気のないオーナーです。

宿泊スペースはまさにツリーハウス

カフェスペースを奥に進むと、宿泊スペースがあります。1室のみの貸し切りで、ベッドは8人分。

全て手作りのベッド 宿泊スペース

宿泊費は、朝食またはお土産付きで1人あたり6000円程度です。平日か週末かなどで価格は変動します。

木がふんだんに使用されたベッドはまさにツリーハウス。全てメンバー山崎さんの手作りです。部屋の中は木のぬくもりと、香りが広がっていました。

洞穴に入っていくようなベッド。子供は大喜び間違いなしです!

宿泊スペースのユニットバス

清潔なユニットバスには水てっぽうがスタンバイ。お風呂の中でも遊べます。

宿泊スペースのミニキッチン

ミニキッチンも付いているので、地元食材を買い込んでちょっとした調理もできます。

大きめの冷蔵庫もあるので、連泊時にも多くの食材や飲み物がストックできます。

林縁 オーナー・渥美直人さん:
県外から宿泊に来てくれた方がカフェで地元の人たちとつながって、三島の話題で盛り上がり、おいしいお店や楽しいスポットの情報収集ができる、そんな場所になって欲しいです。林縁はあくまでもスタート地点です。街中にこのスポットをどんどん増やし、三島に人が集まって、街がもっともっと賑やかになる。このプロジェクトは始まったばかりです

5人のサッカー少年達が大人になって再会し、静岡を盛り上げるために動き出しました。ビル内ツリーハウスと言う何とも夢のあるプロジェクト。いつか、「三島で飲む時は、代行やタクシーで帰るよりツリーハウスに泊まろう!」が日常になる日がやってきそうで楽しみです。

■店名 シティツリーハウス&カフェバー林縁 -Lien-
■住所 静岡県三島市本町12−2 KAWTA BLD本町Ⅱ4階
■営業時間 17:30〜23:00(L.O 22:00)
■定休日 火・日
■問合せ 090−9138−9235(渥美)