80年以上の歴史に幕を下ろす学校で最後の伝統行事です。
岩国高校広瀬分校で茶摘みが行われました。
来年春の廃校が決まっている広瀬分校は1941年に農林学校として発足し、
]茶摘みは季節の風物詩でした。
2日は3年生12人に加えて近くの坂上分校や小学生、
地域の人も参加して最後の伝統行事に臨みました。
=生徒=
「いい茶葉は色がきれいでバランスが良い。
パッと見ただけでいい葉が分かる(茶摘み3回の)プロなんで」
広瀬分校の校内にはかつて、製茶工場があり、
「あさ霧」と名付けられたブランド茶が作られていました。
=同窓会長=
「(農業科の生徒が)授業で積んで製茶して製品にして販売していた。
茶摘みは地域の宝なので残していきたい」
多くの人が思いを込め、去年の倍以上にあたる10キロの新芽を収穫しました。
=生徒会長=
「最後の茶摘みですごく天気も良く地域の方々にも来てもらいありがたかった。
何といっても仲のいい同級生と茶摘みが出来たことがうれしかった」
学校行事としての茶摘みは終わりますが、
地元では来年以降も何らかの形で伝統を受け継ぎたいとしています。