ソロモン首相、続投断念 与党連合、外相擁立へ

 【シドニー共同】南太平洋ソロモン諸島のソガバレ首相は29日、記者会見し、議会(定数50)総選挙を受けて行われる首相選出投票に立候補しないことを表明し、続投を断念した。与党連合はマネレ外務・貿易相を首相候補に擁立する。選出投票は5月2日に行われる。与党側はマネレ氏選出に向け、これまでに過半数の28議員の支持を得たと主張している。

 ソガバレ氏は2019年の就任後、台湾と断交して中国と国交を樹立。22年には中国と安全保障協定を結び、南太平洋に中国の軍事拠点ができるとの懸念が強まった。ソガバレ氏はまた、中国と連携して東京電力福島第1原発の処理水放出に公然と反対してきた。

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