貯金上手な人でも過去にたくさん失敗している!?「失敗は成功のもと」といいますが、貯金の達人はどんな失敗を経験してきたのか気になりますよね。

今回はシンプルな節約・コンパクトな暮らしを心がけた結果、年340万円貯蓄を達成したちぃこさんに、貯金や節約にまつわる失敗談を教えてもらいました。

1:下味冷凍で食費を節約すること

「忙しい平日でも自炊ができるため食費が節約できる」と人気の下味冷凍に挑戦。たしかにそのまま焼くだけですぐにおかずができてラクだったのですが、ズボラな私は「下味をつけて冷凍する」というひと手間が面倒に感じてしまい長くは続きませんでした。

お肉や野菜は小分けに冷凍しておくだけでも自炊のハードルは下がります。帰宅が遅くなりそうな日はフライパン対応の蒸し器で野菜と一緒にお肉やお魚を蒸して醤油やごま油を合わせて作ったタレをかける、または食材を茹でて焼き肉のタレをかけるなどの「かける」料理の方が面倒くさがりな自分には向いているなと感じています。

この方法で無理なく自炊することができ、疲れて帰ってきてもお惣菜や外食で済ませることはなくなりました。

2:ポイ活で稼ぐこと

ポイントサイトで高還元のクレジットカード新規申し込みや資料請求をしてポイントを稼いでいました。

最高で月4万円分のポイントを獲得した時もありましたが、長続きはしませんでした。資料請求後に勧誘の電話がかかってくることもあり、対応が面倒だなと感じることも。

ポイ活は一時的には稼げますが、継続して稼ぐことはとても難しいです。お得情報を見つけるためにポイントサイトやSNSを頻繁にチェックしていたのですが、段々と「時間を無駄にしているな」と感じるようになったためポイ活で稼ぐことはキッパリやめました。

とはいえポイ活を完全にやめたわけではなく、必要なものを買う時の付与ポイントや歩いてポイントが貯まるアプリを利用するなど無理のない範囲で続けています。

たくさんポイントをもらえるわけではありませんが、買い物時に端数をポイントで支払ったり美容院予約時にポイント値引きでカット代が少し安くなったりと「ちょっとお得」な使い方に変えました。獲得ポイント数にこだわらず、楽しくポイ活をしています。

3:お小遣いを減らすこと

夫のお小遣いではなく、自分のお小遣いを減らしました。自分のパート代は奨学金返済以外を全て貯金に回し、ポイ活で稼いだポイントをお小遣いにしようと考えたのですが上手くいきませんでした。

先述したようにポイントを毎月安定して稼ぐのは難しく、毎月のポイント獲得数にムラがあるため「お小遣いがほぼゼロ」の時もありました。

そうすると家計費から個人的な支出を出したり、独身時代に貯めた貯金に手を出したりと家計管理がめちゃくちゃに。

ある程度は自由に使えるお金がないと窮屈に感じ精神的にもつらかったので、お小遣いを設定することにしました。

服飾費や美容費、嗜好品費などの個人的な支出は全てお小遣いから出すルールを決めて、目的別に積立貯金をするように。カフェでのんびり過ごしてみたり憧れのブランドの化粧品を買うようにと貯金をしたことで、純貯金が崩れることもなくストレスフリーな家計管理ができるようになりました。

失敗は怖くない!まずは挑戦してみよう

自分に合った節約術や貯金術を見つけるためには、まず気になった方法を試してみる必要があります。

「これならできそう」と思うことをとりあえず真似してみて、自分が続けやすいように工夫をする。これを繰り返すことで自然と貯め体質になれます。

誰しも最初から上手くいくわけではないので、気負わず節約や貯金を楽しく続けられる方法を試してみてはいかがでしょうか。

■執筆/ちぃこさん…シンプルな節約・コンパクトな暮らしを心がけた結果、年340万円貯蓄を達成した節約主婦。日商簿記検定3級保持。

編集/サンキュ!編集部