貯めるためには節約生活必須でしょ?と、節約にネガティブな印象はありませんか?

年120万円貯めているさくのんさんに、あえてお金をかけているものを教えてもらいました。

楽しむこと

貯金のために、自分の楽しみや家族の楽しみを犠牲にしてはいませんか?

もちろん、将来のために今の楽しみを我慢して、節約や貯金をしなくてはならないこともありますが、あれもこれも節約して、今を楽しむことを忘れてはいけません。

おこづかいの確保

夫のおこづかいという話題はよく見かけますが、妻のおこづかいはどうでしょう。

私は妊娠を機に専業主婦になったのですが、そのとき、働いてないのになんとなく悪い気がして、自分のおこづかいを家計から確保していませんでした。

しかし、確保しなかった結果、お友達とランチに行ったり、化粧品を買ったり、夫やお友達にプレゼントを買ったり、推し活したりと楽しむためのお金はどこから出したらいいのだろう、と疑問を抱きながら過ごすことに…。
働いていたときの貯金だったり、家計から出したりしていると、家計の支出が不安定になり、管理しきれなくなってしまいました。

そこで、専業主婦は家の仕事をしているのだからおこづかいを設定しよう、と考えを切り替え、自分にもおこづかいを家計から確保して、自分の貯金や家計とわけることにしました。

おこづかいを設けることで、その範囲内ではありますが、ストレスなく楽しむことにお金が使えて、家計を不安定にすることもなくなり、おこづかいは節約すべきではなかったのだと学びました。

出かけることが好きな家族なので、レジャー費としてこちらも予算を立てて、予算はありますが、貯金や家計を崩さずに楽しんでいます。

本当に節約すべきは何かを考えよう

我慢ばかりしていては、ストレスが爆発して貯金が計画的にできなくなってしまいます。

食にこだわりがあって食費にお金をかけている家庭や、おしゃれが好きで被服費をかけている家庭などさまざまだと思いますが、しっかり予算を確保して、その中で楽しむといいでしょう。

節約すべき場所は、自分や家族の楽しみを脅かすものではなく、通信費や保険代など定期的に見直さないと無駄に支払ってしまっている固定費です。

自分や家族の、お金をかけるべき優先順位を考えて、将来のためのお金と、今を楽しむためのお金のベストバランスが見つけられると、安定して貯金ができるようになるかもしれません。

■執筆/さくのんさん…コロナ禍で食費の大幅削減に成功し、食費2万円台をキープする節約主婦。家計管理術や、コストコの押し商品などをレポートするInstagramが人気。

編集/サンキュ!編集部