外食は調理の手間や洗い物の手間が省けてラクですが、頻繁にしていたらお金がいくらあっても足りません。物価が高騰し外食産業も続々と値上げをしているなか、なるべく外食はしないと決めている家庭も多いのではないでしょうか。

外食を減らして節約したいけど帰宅時間が遅かったり、休日はゆっくり休みたいからついつい外食をしてしまう…と悩む人もいるのでは。

そんな「お疲れ外食」を回避するための工夫を、シンプルな節約・コンパクトな暮らしを心がけた結果、1,500万円の貯蓄を達成したちぃこさんに教えてもらいました。

ご飯を冷凍しておく

疲れて帰ってきたり、帰宅時間が遅くなるとついつい外食に走ってしまいます。

そこでわが家は事前にご飯をまとめて炊き、冷凍ご飯をストックしています。何もかも面倒くさい!というときでも主食のお米さえあればレトルトカレーや牛丼、親子丼を温めてすぐに食べることができます。おかずや汁物は常備している冷凍食品やインスタント味噌汁を使います。

レトルト食品だけだと栄養不足が気になるので、最近は雑穀を混ぜた雑穀ご飯をストックするようになりました。これなら栄養価も高く、レトルト食品との組み合わせでも罪悪感が多少なりとも薄まります。

休日の昼ご飯はおにぎりプレートにするなど、ちょっとラクしたいときにも大活躍。冷凍ご飯をストックするだけで「お疲れ外食」に走らなくなりました。

電子レンジだけで調理できるレシピ本を持っておく

少し体調がすぐれないときや帰宅が遅くなったときでも、火を使わず最小限の労力で自炊できるように、電子レンジだけでつくれるレシピ本をキッチンの引き出しに入れています。

火を使って料理をするとコンロから目が離せませんが、電子レンジ調理なら加熱中に洗い物をすませたりサラダを用意したりと時間を有効活用することが可能。

調理後の洗い物も少ないのでいそがしいときにぴったり。レシピ本が1冊あればページをパラパラめくるだけで献立が決まるので、あれこれ考える手間も減りますよ。

誘惑に負けそうなときは冷蔵庫の中身を思い出す

「お疲れ外食はしない!」と決めていても、外出中に「今日くらいは自炊サボっちゃおうかな」と考えてしまうときもあります。

そういうときは冷蔵庫や野菜室の中にある食材たちを思い出すようにしています。え?と不思議に思うかたもいると思いますが、これが意外と効果的。

わが家は週2、3回に食材をまとめ買いしています。とくに葉物野菜は傷むのが早いので、なるべく早めに使い切りたいもの。「家に使い切れていない食材があるな」と考えるだけでも、外食せずに家で食べようと思い直すことができますよ。

なぜ外食してしまうのか?自己分析しよう

人間の行動パターンは案外決まっているもので、浪費するパターンもほとんど同じ。節約したいのに、なぜ外食してしまうのか?自身の行動を振り返り、それを回避できる工夫を見つけることが大切です。

私の場合、予定外の外食をしてしまうパターンは「疲れたとき」と「帰宅時間が遅くなったとき」でした。疲れていても帰宅時間が遅くなっても、外食に頼らないためにはどうしたらよいのかを考えて実行していきました。

予定外の外食をしてしまった理由を分析することで、より自身に合った回避方法を見つけることができます。お疲れ外食が多い場合は、今回ご紹介した方法を参考にしてみてくださいね。

■執筆/ちぃこさん…シンプルな節約・コンパクトな暮らしを心がけた結果、年340万円貯蓄を達成した節約主婦。日商簿記検定3級保持。

編集/サンキュ!編集部