生活していると必ず家は汚れていきます。毎日しっかりお掃除するのは大変ですよね。掃除のプロはラクにキレイをキープするために日常的に「小掃除」を多く取り入れています。「小掃除」とは簡単にサッとできたり、何かのついでにするお掃除のことです。

そこで今回は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし簡単な掃除法や家事テクなど、プロとしてのノウハウを発信する中里愛子さんにおすすめの「小掃除」を5つ教えてもらいました。

1.洗濯前の手拭きタオルで拭き掃除

毎日洗濯するキッチン、洗面所、トイレなどの手拭きタオル。洗濯する前が小掃除のタイミングです。

たとえば洗面所の場合、手拭きタオルで洗面台の鏡、棚、蛇口、ボウルなどをサッと一拭きします。さらに余力があれば洗濯機や風呂の扉など洗面所全体のホコリを落としてから、洗濯に出します。毎日することで汚れは軽く、サッと拭くだけで十分キレイになりますよ。

2.移動はフローリングワイパーといっしょに

外出時も小掃除のタイミングです。

フローリングワイパーをかけながら玄関に向かい、玄関の脇にワイパーを置いておきます。帰宅時も部屋までの道のりにフローリングワイパーをかけておけば、いつも廊下や玄関にホコリが溜まることがありません。

3.用を足したら洗剤をかけておく

汚れたらすぐに掃除するのがキレイをキープする一番の方法です。用を足したトイレにサッと洗剤をかけて置けば、擦り洗い不要です。時間を置いて流せば完了です。

4.水も時間もムダにしない10秒の風呂掃除

お風呂でシャワーの温度が安定するまで、水をただ流しっぱなしにしていませんか?このタイミングは絶好の小掃除タイムです。

気になるところにシャワーをかけながら、もう片手にブラシを持って擦り洗いをしましょう。時間と水を有効利用できますし、毎日すれば、洗剤不要で洗い場のお掃除はこれだけで完了できます。

5.寝る前にリビングのリセット

外出先から持ち帰った鞄、取り込んだ洗濯物、ポストに投函された郵便物など、とりあえず置いたものがそのままになっていませんか?とりあえず置かれたものを、その日の最後にリセットすることは、とても有効な小掃除です。

毎日リセットと聞くととても大変なことのように思われるかもしれませんが、1日のうちにとりあえず置かれるものの量はそう多くはありません。これを溜め込むことによって大変な片づけとなってしまいます。毎日リセットしておけば簡単に片づき、翌朝気持ちよく一日を始めることができますよ。

小掃除は簡単なお掃除なので、汚れが多少残ってしまうこともあるでしょう。しかし、小掃除だからこそ毎日継続することができ、結果そこそこのキレイをキープできるのです。そして、いざ本格的にお掃除をするときも、頑固な汚れに進行していないので、早く簡単に完璧なお掃除をすることができます。ぜひさまざまな小掃除を取り入れて、ラクにキレイをキープしてくださいね。

■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片付けサポートおうちPLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。

編集/サンキュ!編集部

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