リンゴの大量盗難の被害に遭った「JAつがる弘前」は14日、第三者委員会がまとめた最終報告書について組合員に説明しました。

説明会は、弘前市内4地区で非公開で開かれ、このうち岩木地区の説明会にはおよそ30人の組合員が出席しました。

この事件を巡っては、「JAつがる弘前」が管理する河東地区りんご施設の貯蔵施設で、元従業員ら5人の男が共謀し、大量のリンゴが盗まれました。

最終報告書では、2020年2月ごろから3年余りで、被害金額が2億2400万円を超えたとしました。

組合からは管理責任として、役員の報酬3割を3カ月間自主返納することにしたことや、損害を受けた組合員に対し、賠償していく方針が示されたということです。

【出席した組合員】
「盗難された分の金額は生産者に賠償するということで、我々は金額的には納得しましたから」

【出席した組合員】
「(報酬)3割カット 微々たるものだ」

【JAつがる弘前 天内正博組合長】
「組合員の方に寄り添いながら理解を求めていきたい。信頼回復のために全力を挙げて、役職員頑張っていきたいと思っております」

「JAつがる弘前」は近く、損害賠償を求め提訴する方針です。