【MLB】ナショナルズ1−2ドジャース（4月25日・日本時間26日／ワシントンD.C.）

　直撃していたら一大事。ファンからも「選手生命にかかわるレベル」という声が出るのも納得だ。ドジャース山本由伸投手が6回、被安打4、7奪三振の内容で無失点に抑えると、今季2勝目を手に入れた。2回に仲間があげた1点を6回まで守り抜く冷や汗ものの展開だったが、本院だけでなく世界の野球ファンの背筋が凍ったのは5回、山本の顔面を襲ったピッチャーライナーのシーンだった。

【映像】山本の顔面に向かって飛んでいく169キロの打球

　4回まで被安打2と、今季最も安定した投球を続けていた山本だが、いきなり球場が凍りついた。5回、ナショナルズの先頭・ロサリオはカウント1-2からの4球目、真ん中に入ってきたスプリットを強烈に叩いた。打球速度104.8マイル（約168.7キロ）で飛び出した打球は、投げ終えたばかりの山本の顔面に向かって一直線。咄嗟に顔を避け、体をひねり、さらにグラブを出すと、ものすごい捕球音を出しながらキャッチ。直撃すれば大ケガ必至という打球を捌いてみせた。

　ファンからは「山本由伸のピッチャーライナーの捕球音やばすぎ」「まじ危ない」「怪我しなくて良かった」「選手生命にかかわるレベル」といった声まで出るほど、当たっていた時のことを想像するだけでゾクリとするような打球で、すぐさまロバーツ監督もベンチから出て様子を見るほどだったが、当の山本は笑顔のまま。NPB時代でもゴールデングラブ賞の常連だったフィールディングで、自分の体を守っていた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）