【MLB】ブルージェイズ2ー12ドジャース(4月26日・日本時間27日/トロント)

 ドジャースの大谷翔平投手が3試合ぶり今季7号を放った直後のベンチで、通訳ナシで後輩のチームメイトに身振り手振りの熱血指導を展開。責任感ある振る舞いに解説のマック鈴木氏が「凄くいい」と私見を述べる一幕があった。

【映像】大谷翔平、今季7号直後に胸アツな“熱血指導” その一部始終

 「2番・DH」で出場した大谷は、第1打席でライトへ自身3試合ぶりとなる先制の7号ソロホームランを放った。ダイヤモンドを一周しベンチで祝福を受けたあと、中継では26歳のラックスと大谷がなにやら話し込む姿が映し出された。

 大谷は身振り手振りを交えながら、なにかを指導している様子。通訳を介さず1対1のコミュニケーションでラックスも真剣な表情で聞いている。まさに通訳からの独り立ちだ。

 通訳ナシで1対1でコミュニケーションを取ることに対してABEMAで解説を務めたマック鈴木氏は「チームに溶け込んだりするには凄くいいと思うんですよね」とコメント。さらに通訳が仕事として細かいことを通訳するのは大事と前置きをしたうえで「いろんな国から選手が集まって1つのチームになっているわけで、ずっと通訳されて喋るとコミュニケーションがスムーズにはいかないと思うんですよね」と続けた。

 ラックスはこの試合が始まる前の時点で打率.167と苦しんでいた。しかしこの大谷の"熱血指導"を受けた効果なのか、この試合ではタイムリーヒットを含む2安打と気を吐いている。下位打線を任されることの多いラックスの打撃が上向けば、ますますドジャース打線は手を付けられなくなる。大谷の1対1のコミュニケーションがチームをさらに強くすることになるかもしれない。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)