【プレミアリーグ】トッテナム2−3アーセナル(日本時間4月28日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)

 アーセナルDF冨安健洋が、完璧すぎるカバーリングを見せてファンを唸らせた。トッテナムの中央背後を狙ったロングボールに対して、日本代表DFが流石の危機察知能力を見せてクリアに成功。これには解説の林陵平氏も「準備がいいですよね」と称賛している。

【映像】解説者も絶賛!冨安健洋の「完璧なポジショニング」

 61分、冨安が完璧すぎる守備対応を見せた。トッテナムのMFジェームズ・マディソンがセンターサークル付近から中央のFWソン・フンミンを裏に走らせるロングボールを入れる。するとこの試合、左SBで先発出場していた冨安が、左サイドから中央に絞ってヘディングでクリア。ピンチを未然に防いだ。

 解説の林陵平氏はこのシーンについて「サボらず絞れるし、準備がいいですよ。ボールがきそうだなと予測があることによってポジションを取れている。ジンチェンコと違うのはあそこらへんの準備ですよね」と賞賛して、日本代表DFの魅力を語った。

 実際、怪我が癒えた冨安は、チェルシー、トッテナムとの重要な2連戦で連続スタメン。オレクサンドル・ジンチェンコ、ヤクブ・キヴィオルというライバルに差を付けつつある。

 高い守備意識を見せた冨安は、ノースロンドンダービーという重要な試合でフル出場を果たして3−2の勝利に貢献し、アーセナルは残り3試合の段階でプレミアリーグ首位の座を守っている。続く5月4日のボーンマス戦でも、冨安には期待大だ。

(ABEMA/プレミアリーグ)

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