2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態を覗く機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

■33歳・年収360万円会社員男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は神奈川県に住む33歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

▼家族構成本人のみ

▼金融資産年収:360万円
金融資産:現預金180万円、リスク資産505万円

▼リスク資産の内訳・投資信託:15万円
・日本株:440万円
・米国株:50万円

▼積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI):2022年から
・楽天・S&P500インデックス・ファンド(楽天・S&P500)/NISA:2024年から

2022年から約2年間、積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

投資額は、特定口座で楽天・VTIに「月500円」からスタートし、2024年1月からはNISAで楽天・S&P500にも「月5万円」で積み立てを始めたとのこと。

運用実績については、楽天・VTIで「元本1万2000円→運用益込1万6000円」、楽天S&P500で「元本10万円→運用益込10万5000円」と、少額の積み立てでも着実に利益を生み出しています。

楽天・VTIへの投資額がごく少額である理由は「実際にどれくらい効果があるのかを見る程度の、おまけで運用していた」といったお試し感覚からだそう。

楽天・VTIの運用益については「右肩上がりだと思うが、少額の積み立てで確認していなかった。2024年の年始から(株価が)好調で、大きく運用益が上がったと思われる」と推測した上で、「実際に投資信託で損になっていないと実体験を得ることができた」ため、「2024年からの新NISAでは本格的に積立投資を始めた」と説明。

新NISAでの積み立てについては「楽天S&P500は、2024年の年始から(始めたが)好調」と語られていました。

■33歳・年収360万円会社員男性の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは?
「投資を意識することで、お金の使い方の意識が変わった」という投稿者。

「旧NISAは、応援したい企業の株を買いたかったので一般NISAで開始した。積立投資は特定口座でやっていた」と、別途行っている株式投資についても言及。

「個別株は応援したい企業のものを買うため、損益でマイナスがでていることもある」そうですが、「気にせず持ち続けている。そのため損はしているかもしれないが、満足している」とポリシーを貫かれています。

積立投資についても「やめたくなったことはない。積み立て額自体も少なかったため、気にしたことが無かった」と振り返り、今後に関しては「今まで通り、積立(投資の)分は気にせず放置」と運用のスタンスは変わらないよう。

これから投資を始める方へは「少額のポイント投資からでもいいので1年間(経過を)見てほしい。その上で、本格的にやるか決めても遅くはない」とご自身の経験を反映したアドバイス。

新NISAについては、「つみたて投資枠は月5万円の積み立てを継続し、老後資金の一部として運用していく。成長投資枠は、余剰資金で(旧NISAの頃と)同じように応援(したい)企業(の株)を買っていく。高配当株や株主優待株も始めようと考えている」と積極的に利用していく予定だとありました。

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あるじゃん 編集部