お金のこと、難しいですよね。老後の不安からますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。

今回は、50歳から貯金を増やす方法についてです。

■Q:50歳から貯金はいくら貯まりますか?
「50歳となり、子どもの学費もめどがつきました。これから老後のお金を貯めたいのですが、1000万円を老後までに貯められますか?」(50歳)

■A:毎月5万6000円を50歳から15年間貯めると1000万円貯まります
手元に貯金がない人は、余ったお金で貯金をしようとしても、なかなか目標金額になるのは難しいものです。確実にお金を貯めるには、収入から毎月決まった金額を自動的に積立する仕組みをつくることです。

元本保証で預けたい人は銀行の自動積立定期預金を利用するのがいいでしょう。現在50歳として公的年金受給開始年齢の65歳までの15年間で貯めたい場合は、毎月5万6000円を自動積立定期預金すると、15年間でおよそ1000万円が貯まります。

5万6000円×12カ月×15年=1008万円

銀行の定期預金金利は現在は低いので預けただけではなかなかお金は増えませんが、預金保険制度の対象で、元本1000万円とそれまでの利息が保護されるというメリットがあります。

少しでもお金を増やしたければ、ある程度金額がまとまったら、金利が高めの銀行に預け入れるという手があると思います。ボーナス時期の金利優遇キャンペーンや、ネット銀行・地方銀行などは金利が高いことがありますので調べてみましょう。

監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。

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