総務省は、4月12日に「人口推計(2023年10月1日現在)」を発表しました。本記事では、前年比での日本の総人口の変化と、都道府県別の人口動態について解説します。

■日本の総人口減少。東京都のみ増加
2023年の日本の総人口は1億2435万2000人となり、前年比で59万5000人(0.48%)の減少となりました。

都道府県別に見ると、東京都が1408万6000人で唯一人口が増加し、前年比で4万8000人(0.34%)増加。一方、減少率が最も大きかったのは秋田県で、青森県、岩手県がそれに続いています。

■東京都も日本人男性人口は減少
日本人男性の人口は、前年と比べて全ての都道府県で減少しました。一方、日本人女性は東京都のみ6000人(0.09%)増加。また、東京都の総人口増加は、日本人女性に加え、外国人人口の増加にも起因しています。2023年の東京都の外国人人口は63万8000人で、前年比4万3000人(7%)の増加となりました。

これらの日本人女性と外国人の人口増加が、日本人男性の減少を上回ったため、東京都全体では人口が増加しています。