大谷翔平の変化とは

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地メッツ戦に「2番・DH」で先発。試合前には通算284本塁打の米解説者が大谷と触れ合った際の印象を明かした。通訳だった水原一平氏が違法賭博問題で解雇された中、直接触れ合う機会が増え「彼はただの感じがいい普通の男、という感じです。球界で最高の選手だと私たちは知っていますがね」としている。

 米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門Xは試合前に動画を公開。解説のエリック・キャロス氏が大谷について話した。現役時代は1992年に新人王に輝き、通算284本塁打を放った元ドジャース選手。司会者に「ショウヘイ・オオタニのドジャースへの移行はとてもスムーズに行っているように思えます。何か気付いたことはありますか?」と振られ、こう答えた。

「これといって気付いたことはない、というのが最適な表現かもしれません。球団は必要なことがあれば教えてくれ、協力するからという感じで彼に任せています。特にここ数週間、有益になっているのは彼が基本的に自力でやっていることです。通訳の件がありましたから」

 水原容疑者が訴追され、メンタル面への影響が懸念される状況。しかし、打率は.350前後を推移するなど結果を残している。キャロス氏は「今、彼は打者ミーティングに行って、みんなと会話し、自分自身で対処しています」と紹介。新しく通訳を任されたウィル・アイアトン氏がいながら、頼りすぎない姿勢を称えた。

「これまでは仲介者がいました。私がショウヘイと話したい時、通訳を介する必要がありました。今は彼のところに行って、直接話しかけることができます。彼はただの感じがいい普通の男、という感じです。球界で最高の選手だと私たちは知っていますがね」

 飾らない人間性に感銘を受けた様子。移籍1年目からチームに馴染み、プレーで表現する大谷が注目を浴びている。

(THE ANSWER編集部)