すっかり因縁の地となったトロント…スタンドでは大谷への煽りも

 米大リーグのドジャースは、28日(日本時間29日)までカナダ・トロントでブルージェイズとの3連戦を戦い2勝1敗で勝ち越した。大谷翔平投手にとっては、昨冬FAとなった際に入団交渉を行った球団の一つ。敵として登場した大谷にはブーイングだけでなく、スタンドには様々なメッセージを送るボードが登場したようだ。

 米専門メディア「ドジャース・ネーション」のマレン・アンガス・クームス記者は自身のX(旧ツイッター)で「このボードの背景にあるストーリーをみんなに伝えるのが待ちきれない」として公開している。

 男性が内野席で掲げたボードには、飛行機の上に笑顔の大谷。さらに「2023年12月8日 ごめんね、ただの空想のフライトさ」との英文が記された。さらに「SUSHI」と書かれた建物の下には「プライベートイベントで貸切」とも。

 昨オフFAとなった際、ブルージェイズと入団交渉を行い、ドジャース入りを発表する直前には「大谷はトロントへ向かった」「菊池雄星がロジャース・センターの近くで高級寿司レストランを貸し切っている。予約は50人以上」などという“怪情報”が流れ、多くのブルージェイズファンが大谷獲得への期待を高めたことを現している模様だ。

客席で特製ボードを掲げるファン(画像はマレン・アンガス・クームス記者のXのスクリーンショット)

 さらに同記者は他のボードも紹介。「オオタニのボードはこれだけではなかった。この男もまたイッペイ・ミズハラの件で1つ作っていた」として紹介したのは、段ボールに書きなぐられたメッセージだ。「Shoei 通訳空いてるよ ブーイングしてごめんね」と大谷の名前のスペルすら怪しいものだが、複雑な思いが伝わってくるようだ。

(THE ANSWER編集部)