デラクルーズが豪快今季8号ソロ

 米大リーグ・レッズの“怪物”エリー・デラクルーズ内野手が29日(日本時間30日)、敵地パドレス戦の初回に今季8号となる中越えソロ本塁打を放った。今季好調をキープし、昨季ナ・リーグMVPを獲得したロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)を上回る勢いのスタッツを記録。ドジャース・大谷翔平のタイトル争いでライバルとなりそうだ。ネット上の日本人ファンからは「バケモンで笑う」「今年はさらにぶっ飛んでる」といった衝撃の声が上がっている。

 豪快にかっ飛ばした。初回1死走者なしで打席に入ったデラクルーズ。カウント0-2からの3球目、甘く入ったシンカーを捉えると、打球はあっという間に中堅左にあるパドレスのブルペンに飛び込んだ。打球速度は時速113.4マイル(約182.5キロ)、飛距離443フィート(約135メートル)の衝撃打。悠々とダイヤモンドを一周した。

 開幕から29試合で8本塁打、18盗塁、OPS.980をマーク。シーズン44本塁打、100盗塁ペースとなり、昨季MVPのアクーニャJr.が達成した「シーズン41本塁打、73盗塁」を上回る勢いだ。ドジャースに移籍した大谷にとって、ナ・リーグMVPなどのタイトル争いでライバルとなり得る男。X(旧ツイッター)上の日本人ファンからもさまざまな声が上がっている。

「デラクルーズバケモンで笑う」
「何がヤバいってまだ22歳なんだよな」
「すごいペース」
「リッキーヘンダーソンの記録抜けるんとちゃうか」
「エグすぎ」
「エリー・デラクルーズさん今年は更にぶっ飛んでるわね」
「なかなか凄まじいな」
「デラクルーズにMVPとられそうやな」
「デラクルーズやばいな、本格的に覚醒だ」

 デラクルーズは昨年8月23日のエンゼルス戦で、二塁ベースにいた大谷に近づき、まるで珍しい物体でも見るかのように左肘付近を“ツンツン”と触ったことで話題に。その後ともに笑顔を浮かべて話す様子がカメラにしっかり抜かれ、注目を集めていた。2010年にはMVPにも輝いているジョーイ・ボット内野手は過去に「彼は球界一のパワーの持ち主かもしれない。明らかにジャッジやジャンカルロ、ショウヘイ級だ」と番組内で絶賛していた。

(THE ANSWER編集部)