ESPN報道を受けコメント

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の通訳を長年務めた水原一平容疑者が違法賭博に関与した問題について、米司会者は持論を述べた。米スポーツ専門局「ESPN」が大谷の口座から資金が胴元に流れた過程を詳報。新事実として報じられ、「ミズハラの中毒性をうまく利用した」「まだ大谷翔平が野球賭博したと思う人もいる」などと言及した。

 ESPNは4月30日(日本時間5月1日)に「ショウヘイ・オオタニから盗まれた数百万ドル、ラスベガスのカジノ経由で胴元に流出」との見出しで報道。水原容疑者が大谷の銀行口座から違法賭博の胴元のマシュー・ボウヤー氏に送ったとされる50万ドル(約7850万円)が、ラスベガスのカジノに送られてチップに変換され、カジノに勝てば現金化されたと伝えていた。

 これを受け、米専門メディア「ドジャース・ネーション」はYoutubeに動画を公開。司会のダグ・マケイン氏がESPNの報道を読み上げ「お金を送るために取っていたさらなる手段を教えてくれるものだ」とし、こう続けた。

「彼ら(胴元たち)は基本的にミズハラを売ろうとしていたんだ。それが胴元のやり口だ。胴元はセールスマン。彼らの仕事はギャンブラーにより多くの金を賭けてもらえるよう促すことだ。彼はミズハラの中毒性をうまく利用したんだ。そして借金は470万ドル(約7億3000万円)に上った」

 さらに「よかったことは、これらのことがかなり前の出来事であると感じるし、我々が理解できる領域をはるかに超えていると感じることだ。そして、そうだな、人々は信じたいように信じるものだ。いまだにショウヘイ・オオタニが野球で賭け事をしていたと思っている人もいる」と指摘した。

 以前から大谷は被害者であり、潔白だった。マケイン氏は「でも、この事実が明らかになった。彼らがお金を送金するためにどのようにカジノを使っていたかを基にすれば、この事実はショウヘイ・オオタニとこの件の距離を遠ざけるものだと思う」と今回の報道が“完全潔白”を裏付けると主張している。

(THE ANSWER編集部)